GALACTIC SPECTACULAR: RETURN OF FILPHIL (THE MUSIC OF STAR WARS)
作曲家:ジョン・ウィリアムズ
首席指揮者:奥村伸樹
演奏:フィルム・スコア・フィルハーモニック・オーケストラ
合唱指導:泉智之
コンサートマスター:金子昌憲
音楽監督:戸田信子
司会:伊藤さとり
2025年3月1日
ミューザ川崎シンフォニーホール
(Click here for the original English text)
PART 1: ありふれた『スター・ウォーズ』コンサートにあらず
『スター・ウォーズ』のコンサートは、それほど珍しいものではありません。Googleで検索すれば、『スター・ウォーズ』のプログラムを取り入れたコンサートが常に世界中で数多く開催されていることが分かるでしょう。
私はこれまでに、ジョン・ウィリアムズ自身が指揮する『スター・ウォーズ』音楽を世界のさまざまなオーケストラの生演奏で3度聴くという、この上ない幸運に恵まれてきました。さらに、2023年には東京で、キース・ロックハートが指揮するボストン・ポップス・オーケストラの、『スター・ウォーズ』音楽のみで構成されるコンサートを鑑賞しました。

そうした経験から、私がこれ以上『スター・ウォーズ』のコンサートに足を運ぶ理由などほぼないように思われたのです。ジョン・ウィリアムズ本人が指揮しないのであればなおさらです。
しかし、フィルム・スコア・フィルハーモニック・オーケストラ(通称「フィルフィル」)が『スター・ウォーズ』音楽のコンサートを開催すると発表された時、彼らは過去にも同様の公演で大成功を収めていたようなので、私はすぐに考えを改めました。

フィルフィルが昨年開催したジェリー・ゴールドスミスへのトリビュートコンサートは、私の心を揺さぶっただけでなく、期待をはるかに超えるものでした。そして、フィルフィルのコンサートは私にとって聴き逃せないものとなりました。
だからこそ、私は確信していました。フィルフィルの『スター・ウォーズ』コンサートは、そのクオリティーの高さと原曲を忠実に再現するこだわりに根差した、楽しく、情熱に満ちたものになるだろうと。
先週末の『スター・ウォーズ』コンサートを鑑賞した今、またしても私の期待を大きく上回っていたと自信を持って言えます。オーケストラと合唱団の素晴らしさを堪能できただけでなく、ジョン・ウィリアムズの象徴的な『スター・ウォーズ』音楽と、その楽曲に命を吹き込んだオーケストラへの感謝の気持ちがさらに深まりました。
もちろん、すべてがパーフェクトではありませんでしたし、旧3部作の名曲をもっと聴けたらうれしかったです。しかし、このコンサートに全身全霊を注いだフィルフィルのたゆまぬ情熱とひたむきさをないがしろにすることはできません。聴衆の誰もがもっと聴いていたいという気持ちになったことでしょう。
PART 2: 「ヒア・ゼイ・カム」……いざ川崎へ!

コンサートは、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催されました。JR川崎駅から徒歩で行ける、よく知られた立派なホールです。
本公演の前に特別プレコンサートがあると聞いて、私は開場30分前にホールに到着し、『スター・ウォーズ』とジョン・ウィリアムズのファンたちが増えていく中、入り口前で開場を待ちました。

温厚そうな日本人男性がランド・カルリジアンの姿で通り過ぎ、私は思わず笑みがこぼれました。フル装備のストームトルーパー、イウォークに扮した愛らしい女性2人、アミダラが着ていたあの象徴的な黒いコルセットドレスに身を包み注目を集めていた美しい女性もいました。さらに、かわいいベビーヨーダのぬいぐるみを持っている人もたくさん見かけました!
PART 3: 特別プレコンサート

本公演の40分ほど前に、2組のアンサンブルによる『スター・ウォーズ』音楽の特別プレコンサートが開かれました。
最初のアンサンブルは、トランペット2人、フレンチホルン2人、チェロ2人、コントラバス1人の計7人で構成され、スピンオフのテレビシリーズである『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』と『スター・ウォーズ:アソーカ』のためにケヴィン・カイナーが作曲した2曲を演奏しました。
恥ずかしながら、私はストリーミングを利用しておらず、テレビもあまり見ないため、それらのシリーズでのカイナーの音楽にはまったくなじみがありませんでした!
Star Wars: The Bad Batch
Enter The Bad Batch
正直に言うと、この曲は繰り返し出てくるような口ずさめるテーマがなく、あまり印象に残りませんでした。とはいえ、奏者たちは音楽に生命と躍動感を与えようと最善を尽くしていました。
Ashoka
Ahsoka – End Credits
一方で、この曲は力強く明確なテーマがあったので、とても聴きやすかったです。コントラバスが主導し、荘厳かつ勇壮な響きを生み出していました。短いながらも目まぐるしく展開するこの曲の魅力を存分に引き出していた金管楽器奏者たちに拍手を送ります。
Star Wars
A Long Time Ago… Musical Highlights from Star Wars
そして2組目の、より大規模なアンサンブルの出番となりました。彼らは、ジョン・ウィリアムズが手掛けた『スター・ウォーズ』エピソード1、2、3、5の楽曲のハイライトから成る組曲を演奏し、すぐに聴衆を楽しませていました。
打楽器がないにもかかわらず、13人の奏者(と指揮者)は、各曲をテンポよく演奏しており、「ヨーダとフォース」のクライマックスは鳥肌が立つほど素晴らしかったです。聴衆を喜ばせたこの優れた組曲を編曲した方は称賛に値します!
3月6日更新:この組曲で演奏された全曲のリストをフィルフィルが公開しました! ぜひご覧ください。

PART 4: コンサートプログラム
本公演は18時から始まり、司会や映画パーソナリティーとして活躍されている伊藤さとりさんがステージに登場し、プログラムの概要と各曲の背景を説明してくれました。

PART 5: 第1部 スカイウォーカーの継承
著名な指揮者である奥村伸樹さんが登場し、アルフレッド・ニューマンが作曲した「20世紀フォックス・ファンファーレ」の背筋がぞくぞくするような演奏でコンサートが始まりました。フォックスのロゴシーケンスを模したステージの照明演出も相まって、幕開けにふさわしい一曲となりました。
1. 映画「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』より「スター・ウォーズのテーマ」

象徴的な「スター・ウォーズのテーマ」の演奏は完璧でした。テンポは正確で、自信に満ちた、スリリングで力強い演奏でした。この曲の間、オーケストラの団員の数人が笑顔を浮かべていたのも目に留まりました。そうなるのも当然でしょう。
2. 映画「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)」より「王女レイアのテーマ」
ああ、ソロフルートのこの響き……純真で、悲哀を帯び、それでいて満ちあふれる美しさ。そして、優しく揺れ動く弦楽器隊に合わせて響き渡る、美しく切ないフレンチホルンの旋律。研ぎ澄まされた感性で紡がれる、ただただ秀逸な演奏。そうして奏でられる音楽は、いつの日か銀河を救うという運命を背負いながら、はるかかなたで孤独にたたずむ王女の姿をしっかりと描き出していました。
3. 映画『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)」より「ルークとレイア」
これもまた、フルートとフレンチホルンが際立つ圧巻の演奏でした。あふれんばかりの感情に満ち、ルークとレイア姫の絆を雄弁に物語っていました。曲の盛り上がりにつれて、愛という感情が高まり、聴衆は深い陶酔に引き込まれました。
4. 映画「スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)」より「アナキンのテーマ」
若きアナキン・スカイウォーカーの心と魂を見事に表現したこの曲は、無邪気であり、時には遊び心を感じさせるもので、オーケストラはそれを常に真摯に奏でていました。弦楽器セクションからはぬくもりと愛情がひしひしと伝わってきました。
5. 映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)」より「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」

ステージの照明が深紅に染まると、象徴的な「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」が響き渡りました。恐ろしく、好戦的で、骨の髄まで冷酷なダース・ベイダーという存在とその邪悪な行為が完璧に表現されていました。
6. 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』より「レイのテーマ」
ああもう、このテーマが大好きです! 冒頭で軽やかに奏でられるフルート、リード楽器による短いリプライズ、チェレスタの心地良い音色……これを生演奏で聴けるのは至福のひとときでした。その後、弦楽器の音が強まっていき、レイの強い覚悟と運命が感じられました。
7. 映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)」より「レイとベン」
8. 映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)」より「スカイウォーカーの夜明け」

コンサートの数カ月前にプログラムが発表された時、オリジナルサウンドトラックのアルバムに「レイとベン」が入っていなかったことを思い出しました。そこで、インターネットで調べてみたところ、「レイとベン」は、ジョン・ウィリアムズの公式スコアに基づく『シグネチャー・エディション』シリーズの一つである交響組曲『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の曲であることが分かりました。
詳細なコンサートプログラムによると、その交響組曲と「スカイウォーカーの夜明け」には、オリジナルサウンドトラックの「別れ」の一部が含まれているそうです。
オーケストラは申し分のない演奏を聴かせてくれましたが、それらのテーマが私の心に響くことはありませんでした。
正直に言うと、私はエピソード8と9の音楽にあまり心を引かれていません。というのも、旧3部作や新3部作に比べてあまり印象に残るテーマがないからです。(ごめんなさいジョン、怒らないでください!)

エピソード9のこの2曲の代わりに、エピソード4の「王座の間とエンド・タイトル」を聴きたかったです。ルーク・スカイウォーカーが無名の存在から立ち上がり、銀河を救う英雄となって伝説を築き上げた場面に、そのテーマがぴったりだと私は思っているからです。
(とはいえ、「王座の間とエンド・タイトル」は、コンサートのこの早い段階にはふさわしくなかったでしょう。やはりコンサートの締めくくりに残しておくべき曲ですよね。)
PART 6: 第2部 遠い昔、はるか彼方の銀河の戦い

短い休憩の後、伊藤さんが再びステージに登場し、第2部の戦闘の音楽について語ってもらうため、コンサートの音楽監督である戸田信子さんをステージにお呼びしました。
それは、音楽理論入門の特別授業の始まりでもありました。戸田さんは、各曲が演奏される前に、それらの楽曲が音楽的にどのように構成されているのかを、音楽に疎い私でも理解できるように、とてもシンプルに分かりやすく説明してくれました。そうした解説が加わることで、楽曲の魅力をより深く味わうことができました。
第2部が始まる前に、男女混声合唱団が登場し、パイプオルガンの下の席に着きました。
そして、もし私の見間違いでなければ、合唱団の中に、白い衣装をまとい、紛れもなくレイア姫の髪型をしている女性がいました。それを見た瞬間、私の心は完全にとろけてしまいました。きっと私だけではないですよね?!
それはさておき……😊
1. 映画『スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)」より「英雄たちの戦い」

第2部の最高の幕開けでした!
オーケストラと合唱団が繰り広げた「英雄たちの戦い」は、実に圧巻でした。フォースのダークサイドに落ちるアナキンの物語を象徴する、緊迫感と強烈な悲しみに満ちた音楽でした。
2. 映画「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)」より「ヒア・ゼイ・カム」

この非常にエキサイティングな楽曲の演奏については、「すごい」という言葉しか出てきません。
ミレニアム・ファルコンが敵のタイ・ファイターと戦闘を繰り広げる情景が鮮やかに浮かび上がるような、感情に訴えかけてくるこの楽曲の卓越した演奏に、私は思わず身を乗り出していました。まるでミレニアム・ファルコンのコックピットに座っているかのような気分にさせてくれた奏者の皆さんに、心から称賛を送ります!
3. 映画「スター・ウォーズ/帝国の逆装(エピソード5)」より「小惑星の原野」
聴衆が息をのむような、またもやすさまじいパフォーマンス! 弦楽器、金管楽器、打楽器の狂乱が完璧に演奏され、主人公たちが小惑星帯でタイ・ファイターから逃げる時に流れるテーマが華々しく始まると、聴衆はうっとりと聴き入りました。
4. 映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)」より「Xウィングのためのスケルツォ」
この曲では、金管楽器と弦楽器のセクションが非常に重要な役割を担っていましたが、見事に期待に応えてくれました! この演奏で印象に残ったのは、あるパートで打楽器奏者がタンバリンを鳴らしていたことで、細かい点ですが、かっこ良かったです!
5. 映画『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)」より「森林での闘い」

この曲が演奏される前に、戸田さんは、使用されている2つの打楽器(ウッドブロックと音階付きカウベル)が奏でる独特の音色について取り上げ、少し実演してくれました。そう、音階付きのカウベルですよね!
そして、いよいよ曲が始まりました。
これぞまさしく映画音楽です。そしてこれこそが、フィルフィルとその『スター・ウォーズ』音楽の演奏クオリティーを疑うような人に披露すべき楽曲でしょう。
曲が勢いよく展開し、緊迫感が一気に高まります。
そして、イウォーク族の楽しく冒険的なテーマが、紛れもないウッドブロックと音階付きカウベルの音と共に始まりました。
弦楽器がかき鳴らされ、金管が響き渡り、打楽器セクションがスピード全開で駆け抜ける中、曲はどんどん盛り上がって壮大なクライマックスへと突き進んでいき、最後は恍惚として歓喜に包まれました……最高です!

6. 映画「スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)」より「運命の闘い」

悪魔のような深いコーラスの響きがたちまち客席に響き渡り、聴衆を強く引きつけました。
弦楽器が鳴り響き、曲が勢いを増して進んでいくと、今度は合唱団がその力強い歌声と声量で聴衆を圧倒しました。ステージの左側が赤く、右側が青くライトアップされる中、トランペットの演奏と合唱の掛け合いが繰り広げられ、まるで戦闘の真っただ中にいるような気分になりました。
この演奏を思い出すだけでも鳥肌が立ちます!
PART 7: 第3部遠い昔、はるか彼方の星を巡って
第2部の戦闘の音楽による攻撃を浴びた後、十分な休憩を挟んで、伊藤さんが再び登場し、第3部では『スター・ウォーズ』の世界のさまざまな場所に焦点が当てられることを説明してくれました。
1. 映画「スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エビソード1)』より「フラッグ・パレード」
象徴的なポッドレースのパレード音楽がとどろき渡り、すぐに盛り上がりました。金管楽器と打楽器の演奏に合わせて、合唱団が大きな旗を持ってステージに戻ってきました。この曲の祝祭的な雰囲気を盛り上げるすてきな演出でした。
2. 映画「スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)」より「アクロス・ザ・スターズ(「クローンの攻」愛のテーマ)」

壮大で、情熱にあふれ、逃れようのない悲しみを帯びたこの不朽のテーマには、心を奪われずにいられません。
ハープが冒頭のリズムを刻むと、オーボエが孤独で物悲しいテーマを奏でます。すぐにフルートが加わり、弦楽器の温かい音色に包み込まれていきました。この曲にはいつもうっとりと聴き入ってしまいます!
3. 映画「スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)」より「イウォーク族のパレード」
イウォーク族のテーマが再び演奏され、バルコニー席にいたイウォークの衣装をまとった2人の女性たちは大喜びでした。
楽しい音階付きカウベルが再び登場したこの曲の演奏も素晴らしかったです。リコーダーが登場したパートもあったように思います!
4. 映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)」より「サーム・オブ・ザ・シス」
5. 映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エビソード9)」より「スピーダー・チェイス」
「サーム・オブ・ザ・シス」は、適度な威圧感があり、闇に満ちていましたが、印象に残るテーマはありませんでした。サウンドトラックを聴き直す必要がありそうです。
一方、「スピーダー・チェイス」では、正確な演奏と快活なテンポに感銘を受けました。打楽器奏者の女性が腕を上げて、ガラガラヘビのような独特な音色を出す楽器を回していたのを覚えています。とてもかっこいいと思いました!
6. 映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)」より「ジェダイへの階段~フィナーレ」
この夜のプログラムの最後を飾ったのは、「ジェダイへの階段~フィナーレ」の見事な演奏でした。
この楽曲とそれが流れるシーンは、まさに映画製作のお手本です。見る者の手に汗を握らせ、シリーズ屈指の人気キャラクターであるルーク・スカイウォーカーの再登場で喜ばせ、次回作への期待を高めてくれました(それがあのエピソード8という失敗作だったのは残念でしたが)。
何はともあれ、音楽とその演奏に話を戻しましょう。
チェレスタ、弦楽器、フルートが繊細に響く中、ためらいながらも前へと進むテーマをチェロが奏で始めます。曲が進み、レイが不安を募らせながらルークに近づくにつれ、金管楽器がクライマックスへと盛り上げていきました。やがてオーケストラが音量を抑え、あの象徴的な「フォースのテーマ」がフレンチホルンのソロで奏でられました。それを生で聴いた感動は、言葉では言い表せません。
そしてオーケストラは、コンサートの締めくくりにふさわしい壮大なエンドロールのテーマを生き生きと演奏していました。
チェレスタがオーケストラの優しい響きに包まれながらエンドロールのテーマを締めくくったその瞬間、私は再び畏敬の念を抱きました。背筋がぞくぞくするほど深く胸を打たれた、完璧なフィナーレでした。
PART 8: アンコール—“ローグたちの闘い”
アンコールがあるのは分かっていましたが、何が演奏されるのかまったく予想がつきませんでした。
哀愁を帯びたバイオリンソロに重ねてチェロが奏でられた時、私は少し戸惑いました。曲が進むにつれ、ふと「まさか……!?」とある考えが頭をよぎります。その予感はすぐに確信へと変わり、私は大興奮! それはマイケル・ジアッキーノが手掛けた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の名曲「ジン・アーソと希望の組曲」だったのです!

私は『ローグ・ワン』でのジアッキーノの楽曲が大好きで、この演奏もあらゆる面で圧倒的でした。非の打ち所がないバイオリンとチェロのソロに加えて、最後の数小節には本当に心を動かされました。オリジナルサウンドトラックと同様、まるで天使のささやきのように静謐な女声合唱で締めくくられていました。終わりに近づくと、フルコーラスとオーケストラが重なり合い、これまでに聴いたどのものよりも希望に満ちた完璧なエンディングとなりました。
ここに書いたことだけでは、この演奏の素晴らしさを伝えきれていません。それは、その場にいた人だけが味わえた感動でした。
2度目のアンコールには、「運命の闘い」のパワフルな演奏が再び披露されました。もう一度この曲を聴けたのはうれしかったのですが、それでも『ローグ・ワン』の余韻が頭から離れませんでした。
PART 9: 締めくくりの曲
フィルフィルのコンサートでは毎回そうですが、この夜も、ジョン・ウィリアムズ編曲の「トリビュート・トゥ・ザ・フィルム・コンポーザー」の活気に満ちた演奏で幕を閉じました。
いつか日本人作曲家版の「トリビュート・トゥ・ザ・(ジャパニーズ・)フィルム・コンポーザー」も聴いてみたいです。もしかすると次回のコンサートで聴けるでしょうか?
PART 10: “フィルフィルの夜明け”
私がフィルフィルの演奏を聴いたのはまだ2回だけですが、フィルフィルとそのレパートリーや、主催者に対する私の評価は高まり続けています。

フィルフィルの先週末のコンサートは、単に聴衆を満足させただけでなく、音楽への理解を深めさせ、その演奏を何度も聴きに来たいと思わせてくれるものでした。それ以上に望むことなどあるでしょうか?

PART 11: あらゆるコンサートプログラムのお手本
他のフィルフィルのコンサートと同様に、プログラムを掲載した豪華で詳細なパンフレットが来場者全員に無料で配布されました。
徹底的に研究されたライナーノーツを執筆し、ライトモチーフのページを作成された方々に、心からの賛辞を贈ります。本当にすごい知識をお持ちですね!
PART 12: お読みいただいた皆さまへ
あなたもこのコンサートに行かれましたか? コンサートはいかがでしたか?
私のレポートについてのご感想も、ぜひ「Comment」欄からお寄せください。また、「Contact Me」ページから直接私にメッセージをお送りいただけます。
(当レビュー記事は、ビジネス翻訳・通訳のプロフェッショナル、(株)ダイナワードによる翻訳です。)
p.s. special thanks to Katsuya Nishizawa!
One thought on “Galactic Spectacular: Return of FilPhil ~ 2025”